2013
ブルボン Presents ギンザめざましクラシックス Vol.66
キング・オブ・オペラ~ワーグナー&ヴェルディの生誕200年を讃えて
日程 | 12月26日(木) 19:00開演 |
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会場 | 王子ホール |
プログラム
第1部
歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲 (ワーグナー)
歌劇「タンホイザー」より“序曲~大行進曲” (ワーグナー)
楽劇「ワルキューレ」より“ワルキューレの騎行” (ワーグナー)
ジークフリート牧歌 (ワーグナー)
楽劇「ニュルンベルクの名歌手」より“第1幕への前奏曲” (ワーグナー)
第2部
歌劇「運命の力」序曲 (ヴェルディ)
歌劇「椿姫」より“第一幕への前奏曲” (ヴェルディ)
~スペシャルゲスト 佐野成宏~
歌劇「仮面舞踏会」より“陶酔の中で君に会える” (ヴェルディ)
歌曲「6つのロマンス」第2集第6曲“乾杯” (ヴェルディ)
歌劇「リゴレット」より“女心の歌” (ヴェルディ)
歌劇「アイーダ」より凱旋行進曲 (ヴェルディ)
キャスト
高嶋ちさ子(Vl.)軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト
佐野成宏(テノール歌手)
出演
今野 均(Vl.)
榎戸崇浩(Vla.)
江口心一(Vc.)
近藤亜紀(Pf.)
中島知恵(Vl.)
坂田知香(Vl.)
Message (軽部真一)
ここ数年、ロマン派の大作曲家達が次々と生誕2 0 0 年を迎えています。2010年のショパン、翌年のリスト、そして今年2013年は、オペラの2大巨匠・ワーグナーとヴェルディのアニバーサリーイヤーです。一方はドイツオペラの、他方はイタリアオペラの最高にして最大の作曲家。そんな2人が同じ1813年に生を受けていることは音楽史の妙というしかありません。
まず、ワーグナーですが、その壮大な世界は、一見、取っ付きにくい様に思えますが、一度、その魅力にはまってしまうと、もう抜け出す事が出来ないという人も多く、世界中に熱心な信者、いわゆるワグネリアンが存在します。音楽のみならず、自ら物語を創りだし、歌劇を超えた楽劇というジャンルを開拓し、上演に4日も掛かる途方もない大作を完成させ、自分の作品だけを上演する専用の劇場を建築し、そこに今でも、毎年夏になると世界中のファンがバイロイト詣でと称して集まってくるという、これはもう一音楽家という存在を超えた破格の芸術家であると言って過言ではないでしょう。そんな音楽史上、最大スケールの作品群に、めざクラが、どういうアプローチで臨むのか、乞うご期待です。
そして、後半はヴェルディです。椿姫、リゴレット、イル・トロヴァトーレ、仮面舞踏会、ドン・カルロ、オテロ、アイーダ、ファルスタッフ…こう、タイトルを並べただけで、イタオペファンは胸躍らせるのではないでしょうか。この上なくドラマティックで、男性的な迫力に満ちた作品が多いヴェルディのオペラには、政治劇の要素が強いのも、その特徴であり魅力です。まさにイタリア文化の顔的存在であり、大ヴェルディの名に相応しい巨人と申せましょう。その大家の作品を皆様にお届けするにあたり、今宵は、強力な助っ人をお迎えすることになりました。そう、日本を代表するテノール歌手、佐野成宏さんです。ヴェルディイヤーの締めくくりに、こんな素晴らしいスペシャルゲストにご登場頂けるのは本当に嬉しい限り、すでに、ちさちゃん(高嶋ちさ子)とも何度もステージ共演をされている佐野さんですが、めざクラはこれが初参加、その輝かしい歌声、僕も今から楽しみにしています。
さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。今年最後のめざましクラシックス、年の瀬の一夜、ごゆっくり音楽に浸って頂ければと思います。