毎年この時期になると、1年あっという間だなぁ、という思いひとしおなんですが、そんなわけで早いもので、今年最後のギンザめざましクラシックスとなりました。この1年を振り返ると、何と言っても、エンタメ界は、‘アナと雪の女王’旋風の年でした。何しろ、映画業界、音楽業界ともに席巻してしまったのですから、これは極めてレアな本当の大ブームでありました。映画の公開が3月で、アナ雪現象と言われ始めたのが、4月5月、その後、7月にDVD・ブルーレイが発売されて、またもうひと盛り上がりあり、現在は1年の総決算、さらに実は、公開以降はじめて迎える冬、アナ雪の季節ということで、またまた世間やメディアは、賑わいを見せています。つまりこうしてみると、ほぼ1年間、ずっと高い人気を保っているわけで、その息の長さにも驚きです。我がめざクラも、夏のファミリーコンサートにMay J.さんをお招きし、‘Let It Go～ありのままで～’を歌って頂き、全国公演でも、アナ雪コーナーを設けてお客さまに喜んで頂いて参りました。

で、今回迎えた、今年ラストの銀座公演でも当然アナ雪をスルーするわけにいかず、またそれに因んで、クラシックにおける冬の音楽、雪の音楽をいろいろ集めて、お届けしていこうということになりました。ヴィヴァルディ、ピアソラ、チャイコフスキーにワルトトイフェル。誰もが聴いたことがある有名な楽曲から、知る人ぞ知るナンバーまで、前半は、ウィンタークラシックの数々に耳を傾けて頂きます。

そして、後半は我らが仲間、伊東えりさんとお届けする、アナ雪コーナーがあって、そのあとは、雪の歌メドレーを経て、いよいよスペシャルゲストの登場です。冬ソングと言えばこの人、そう広瀬香美さんがめざクラに初めて参加して下さいます。伸びやかでパワフルな歌声、最近は音楽学校の先生としても大活躍、そんな広瀬さんとちさちゃん（高嶋ちさ子）とのステージでの初コラボ…僕も心から楽しみにしています。

さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。節目の70回目を飾る今宵、銀世界の音楽たち～冬ソングの女王を迎えて。寒い冬の一夜、最後までごゆっくりお楽しみ下さい。