今年もまた、めざましクラシックス サマースペシャルの季節がやってきました。コンサートを始めて１７年、サマスペ（サマースペシャル）の第1回が2004年開催ですから、そこから数えても10年、そう、今回は、大きな節目のサマスペと言ってもいいのです。それに相応しく、新たな試みが大好きなめざクラは、今までにないことにチャレンジします。それが、2日で3公演。2日間に渡るサマスペ本公演に加え、26日の昼間に初めてのファミリーコンサートを行うというアイデアです。子供たちのためのコンサートもお初なら、1日に2公演も未知の領域、より一層、気合いの入った、丸10年の夏となりました。そのサマスペの夜の公演には、今年もまたまた、素敵なビッグアーティストの皆さんが参加して下さいます。

まず初日は、さだまさしさん。ついにいよいよ、あの、さださんが、めざクラに降臨です。前人未到の4000回を越える公演回数を誇るライブの達人であり、音楽と同じくらいトークが愉しいことで有名なさださんは、やはり音楽とトークで感動と笑いをお届けすることを目標にしてきたクラシックのバラエティショー、めざクラにとっては、相通ずる、あまりも大きなお手本の様な存在です。その意味では、さださんと高嶋ちさ子のトークセッション＆ヴァイオリンセッションが、いったいどんなことになるのか…これはもう蓋を開けてみないとわからない、しかし、相当な見もの、聴きものになることだけは間違いないでしょう！

そして2日目は、鈴木雅之さん。さださんは、めざクラ初登場ですが、マーチンさんは、すでに何回か全国公演で御一緒していて、いよいよ満を持して、東京公演・サマースペシャルに御出演頂けることになりました。嬉しいのは、マーチンさんが、我々のコンサート、チームをとても気に入って下さっていて（と、勝手に思っているんですが（笑））、すっかり、めざクラファミリーの一員になって下さっていること。ですからこちらは、回を重ね、息が合った、マーチンさんとめざクラアンサンブルのコラボレーションをぜひお楽しみ頂きたいし、昼間、May J.さんの‘アナ雪’が子供たちの心を捉えたサントリーホールが夜は一気に大人の雰囲気に包まれ、ラブソングの王様が熱唱、これは本当に贅沢な1日です。

さらに、器楽ゲストは両日ともに、今をときめく若きチェリスト・宮田大さん。すでに国際的にも認められ、超一流のアーティストたちとも共演している文字通りの天才です。皆さんにとって、おそらく馴染み深いであろう、チェロという楽器の素晴らしさ、可能性を、ご自身の耳でお確かめ頂ければと思います。

さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。レコード会社を移籍し心機一転、その第一弾アルバムがリリースされたばかりの高嶋ちさ子も、もうすっかりサマスペの常連となった12人のヴァイオリニストも大いに張り切る今年の夏のめざクラ、最後まで、ごゆっくりお楽しみ下さい。