2014
ブルボン Presents ギンザめざましクラシックス Vol.68
百花両蘭~サラサーテを中心に
日程 | 6月13日(金) 19:00開演 |
---|---|
会場 | 王子ホール |
プログラム
第1部
ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ)
アンダルシアのロマンス (サラサーテ)
序奏とタランテラ (サラサーテ)
カルメン・ファンタジーより (サラサーテ)
第2部
エスクワロ (ピアソラ)
アヴェ・マリア (ピアソラ)
~スペシャルゲスト:鳳蘭~
すみれの花咲くころ
セ・マニフィーク
ニューヨーク・ニューヨーク
ろくでなし
スペイン交響曲第1楽章より (ラロ)
キャスト
松本蘭(Vl.)軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト
鳳蘭
出演
佐久間聡一(Vl.)
御法川雄矢(Vla.)
宮坂拡志(Vc.)
加藤昌則(Pf.)
Message (軽部真一)
梅雨入り前から暑い日々が続いておりますが、皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?そして本日は、高嶋ちさ子のいない、めざましクラシックス(めざクラ)においで頂き本当にありがとうございます。1997年9月の開始以来、今日で、銀座公演としては68回目、通算では、実に249回目を数えるめざクラにおいて、今夜の公演は、ある意味、一つの新たな挑戦・第一歩と言えるステージです。これまで地方公演も含め、ちさちゃんが出演しなかった会は十数回ありますが、ただこれは二度に渡る産休の折りの、いわば、やむを得ぬお休みであり、そうではない平時での不参加は、これがまさに初めてとなります。数年前から、めざクラのバリエーション拡大の一案として、ちさちゃんが出演しないケース、松本蘭バージョンの立ち上げが検討されていたなか、いよいよ、そのときがやって来たのです。
蘭ちゃんに関しては、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、12人のヴァイオリニストの元メンバーで、卒業後はソリストとして活躍、めざクラにも、12人のメンバーの1人として、またあるときはサポートメンバー、ゲストとして度々参戦してくれました。いわば既に我々の仲間なわけですが、その蘭ちゃんが今回は、文字通りのセンターポジション、座長として、めざクラを引っ張ることになります。その意味では、今までの出演とは一味も二味も違う故、図太い?彼女もかなり緊張しているかもしれません。どうか今宵は、暖かい目と耳で、彼女の初陣を見守って頂けたらと思います。
さて、その初回となる今回のプログラムをどうするか、いろいろ相談した結果、自身、最も好きで、また得意にもしているスペインの音楽家、今年生誕170年のアニバーサリーイヤーを迎えているサラサーテの作品を中心にお届けすることにいたしました。もちろん、これまでにも、ツィゴイネルワイゼンは何度となく取り上げてきたわけですが、全体としてサラサーテの音楽を特集したことはなかったので、これを機会に、ツィゴイネルワイゼン以外の彼の楽曲にもぜひ触れて頂きたいという思いを込めての選曲となりました。
そして、その蘭ちゃんの船出をお祝いするために、またとないスペシャルゲストの方が駆け付けて下さいました。そう、鳳蘭さん。当日、舞台の本番終わりで王子ホールにお越し頂くという多忙さのなかの御出演、本当にありがたい限りです。蘭ちゃんとの縁(ゆかり)については、本番のトークに委ねたいと思いますが、とにかく、W蘭の豪華共演、まさに百花両蘭!、“蘭ちゃん”と“蘭さん”が、どんなコラボレーションを聴かせてくれるのか、僕も今から楽しみです。
さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。めざクラの新たな歴史の一頁、松本蘭の華麗な演奏を、見守りつつ、御堪能頂ければ幸いです。