2012
ギンザめざましクラシックス Vol.59
音楽のなかの女性たち~めざクラ版ひな祭りをあなたに
日程 | 3月3日(土) 19:00開演 |
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会場 | 王子ホール |
プログラム
第1部
歌劇「ノルマ」より カスタ・ディーヴァ(ベッリーニ)
亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
乙女の祈り(バダジェフスカ)
ジプシーの女(クライスラー)
カルメンファンタジー(サラサーテ)
第2部
モナリザ(リビングストン)
ミッシェル(ビートルズ)
She(コステロ)
J-POP 女性の名前・メドレー
いとしのエリー、リンダ、安奈、五番街のマリーへ、SACHIKO
~スペシャルゲスト:島谷ひとみ~
亜麻色の髪の乙女(すぎやまこういち)
蘇州夜曲(服部良一)
「アルルの女」より ファランドール(ビゼー)
キャスト
高嶋ちさ子(Vl.)軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト
島谷ひとみ
ゲストアーティスト
松本蘭
出演
今野 均(Vl.)
島岡智子(Vla.)
江口心一(Vc.)
安宅薫(Pf.)
Message (軽部真一)
3月3日、桃の節句、ということで、今回のテーマは‘、女性’です。全人口の半分は女性なわけですが、今回改めて実感したのは、クラシック音楽史における女性作曲家のあまりの少なさ。有名な大作曲家は、100%男性、時代ということもあるのでしょうが、これはちょっと不思議な現実と言えるのではないでしょうか。
でも、その代わりというべきか、そんな男性作曲家達が作った名曲には、女性を題材にしたものが一杯あります。オペラはもちろん、女性を主人公にした物語を伴った音楽から、女性へのほのかな思いを曲に託したものまで、女性への憧れの気持ちが、彼ら大作曲家たちの創作の源と、あるいは言ってしまっていいかもしれません。実際どうみても、世の中、男をテーマにした音楽よりも、女を主役にしたものの方が多いし魅力的。これはクラシックに限ったことではなく、ポップスの世界でも似た様な感じがするのですが、いかがでしょうか。
さて、そんな女性をテーマにした名曲の数々をお届けする今宵のめざクラですが、ステージに登場するのも、素敵な女性アーティストの皆さんです。そう、音楽史に女性作曲家皆無なれど、逆に現代のクラシック演奏界は、女流奏者が花盛りです。我らが高嶋ちさ子さんも、ほとんど男の様な猛々しさをときに見せるものの、れっきとした女性だし(失礼!)、めざクラの母ことピアノの安宅薫さん、今回はヴィオラも女性の島岡智子さんです。また、ゲストアーティストとして、松本蘭さんが、ギンザめざクラに久々の復帰です。元ミス着物、女っぷりもアップした彼女のキリッとした艶やかなヴァイオリン、ちさちゃんとの、先輩後輩カルメン共演も楽しみです。
そして、スペシャルゲストは島谷ひとみさんが初登場。亜麻色の髪の乙女と言えば、ドビュッシーか島谷さん…ということで、彼女のスウィートな歌声が王子ホールに響き渡るのを、僕も今から心待ちにしています。
さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。ひな祭りにお送りする、女性が主役の今宵のめざクラ、僕もお内裏さまと言ったらどやされますので、今野君、江口君ともども、五人囃子ならぬ、三人囃子の一員として頑張ります。最後までごゆっくりおくつろぎ下さい。