めざましクラシックス

これまでの公演

2015

ブルボン Presents ギンザめざましクラシックス Vol.71
~生誕150年記念 北欧の巨人 シベリウスを讃えて~

日程 3月5日(木) 19時開演
会場 王子ホール

プログラム

第1部
交響詩「フィンランディア」より (シベリウス)
「カレリア組曲」より“間奏曲”~“行進曲”(シベリウス)
悲しきワルツ (シベリウス)
ヴァイオリンとヴィオラのためのパッサカリア (ヘンデル=ハルヴォルセン)
交響曲第2番より (シベリウス)

 

第2部
You Raise Me Up
ABBAメドレー
Gimme!Gimme!Gimme!~The Winner Takes It All~Dancing Queen

 

~スペシャルゲスト:木嶋真優~
歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番 (ファリャ)

 

「ヴァイオリン協奏曲」より第1楽章 (シベリウス)

キャスト

高嶋ちさ子(Vl.)
軽部真一(フジテレビアナウンサー)

スペシャルゲスト
木嶋真優(Vl.)

出演
今野 均(Vl.)
生野正樹(Vla.)
江口心一(Vc.)
村松亜紀(Pf.)

Message (軽部真一)

遠いヨーロッパへの想い…フランス、イギリス、ドイツ、オーストリア、いずれも魅力的ではありますが、とりわけ北欧の諸国への印象は、普段の親近感が必ずしも強くないだけに、どこか神秘的で、その分、憧れの対象として捉えている人も多いのではないでしょうか。

ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、フィンランド。森と湖と白夜と童話の国々。そしてこの北欧の魅力は、豊かな自然とともに芸術の宝庫でもあるというところにあります。文学の分野ではイプセンやアンデルセン、音楽の世界では、ノルウェーのグリーグと並んで、フィンランドが生んだ巨人・ヤン・シベリウスがその代表格と言えましょう。今年、生誕150年のアニバーサリーイヤーを迎えているこの大作曲家の音楽を今宵は皆さまにお届けしてまいります。

19世紀の後半から20世紀の前半にかけて活躍したシベリウスは、スケールの大きさに加え、いかにも北国の作曲家らしい清冽な響きが特徴的で、またそこに、底知れぬ深みと新しさも併せ持ち、クラシックファンのあいだには、一部、熱烈な信者が存在する音楽家です。どちらかと言えば通好み、シベリウス好きというと、かなり年季の入った、こだわり派のクラシックオタクなのかなと推察する所以です。それだけに、ときにちょっと難解で、取っ付きにくい面もあるんですが、今日は、なるべく親しみやすい、わかりやすい楽曲を中心に選曲してみました。ポピュラリティの高い交響詩「フィンランディア」をはじめ、「カレリア」、組曲「悲しきワルツ」など。

で、そんなシベリウスの作品のなかで、最も人気のあるナンバーの一つが、「ヴァイオリン協奏曲」です。ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーと比べても、シベリウスのヴァイオリンコンチェルトが一番好きだというファンはけっこういる筈です。その代表作を弾いて頂くために、今日は、素敵なスペシャルゲストをお招きしました。国際的に活躍する若きヴァイオリニスト木嶋真優さんです。ちさちゃん(高嶋ちさ子)ご指名にして太鼓判の、木嶋さんの鮮やかな演奏で、シベリウスの詩情豊かな世界をぜひご堪能頂ければと思います。

さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。シベリウスのみならず、北欧に関係する楽曲、ポップスもお送りする今宵のめざましクラシックス。最後までごゆっくりお楽しみ下さい。

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