2015
ブルボン Presents ギンザめざましクラシックス Vol.72
~禁断の恋から生まれた名曲たち~
日程 | 6月10日(水) 19時開演 |
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会場 | 王子ホール |
プログラム
第1部
喜びの島 (作曲:ドビュッシー / 編曲:黒田賢一)
イタリア組曲より第1曲 (作曲:ストラヴィンスキー)
交響曲第10番より“アダーショ” (作曲:マーラー / 編曲:黒田賢一)
交響曲第6番「悲愴」より第4楽章 (作曲:チャイコフスキー / 編曲:黒田賢一)
歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ” (作曲:プッチーニ)
第2部
愛人 (編曲:MAKI code“M”)
禁断の恋歌メドレー (編曲:MAKI code“M”)
恋におちて-Fall in love- ~マンハッタン・キス~LOVE AFFAIR-秘密のデート~他人の関係~天城越え
~スペシャルゲスト:新垣隆~
ロンド (新垣隆)
ワーグナー作曲 楽劇「トリスタンとイゾルデ」講座
楽劇「トリスタンとイゾルデ」より”愛の死” (ワーグナー)
ヴァイオリンソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op78より第1楽章 (ブラームス)
キャスト
松本蘭(Vl.)軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト
新垣 隆
清水のりこ(ETone.)
Message (軽部真一)
年を重ねるだけ、時の流れのはやさを実感する昨今ですが、今回はまた、その思いひとしおです。あれから早1年、2回目の松本蘭バージョンの開催となりました。初回であった去年の公演は、アニバーサリーイヤーを迎えていたサラサーテの音楽を中心としたプログラムでしたが、今回は多彩な作曲家の作品を一つのテーマで括ってお届けいたします。
で、そのテーマというのが、“禁断の恋から生まれた名曲たち”。蘭ちゃん自身が、ぜひ、やってみたいと自ら立ち上げた企画です。古今東西、芸術家には艶福家が多く、恋の数だけ名作が生まれると言っても過言ではありません。誰かに思いを寄せ、夢中になることが、創造の泉、原動力になるということは論を待たないところではないでしょうか。しかも、芸術家の恋の炎は、一般の人達以上に情熱的で型破りで、ときに常識の範囲を超えているということも少なくありません。
そう、それこそが禁断の恋!甘く危険な香り…安全で平和な幸せもいいけれど、そうではないところから多くの人を感動させる名品は生まれ易いとも言えそうです。本日皆さんに聴いて頂く、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、マーラー、チャイコフスキー、プッチーニ、ワーグナー、ブラームスには、いずれも一種独特な恋愛ストーリーがあり、それは彼らの作品と密接な関係があるのです。今日は、蘭ちゃんの演奏に、わたくし軽部の語りを付ける形で、一人一人の音楽家の物語を紡いでいくという、いつものめざクラとは一味違った世界に浸って頂けたらと思います。
そして、蘭ちゃんとともに禁断の名曲を盛り上げてくれるのが、エレクトーンの清水のりこさん。今回、ぜひ清水さんのエレクトーンと共演してみたいという蘭ちゃんの希望で実現したんですが、これも、めざクラとしては初の試み、果たして、ヴァイオリンとエレクトーンがどんなコラボレーションを聴かせてくれるのか、実に興味津々です。
で、さらに、今宵のスペシャルゲストが、あの新垣隆さんです。これぞ、まさに禁断のゲスト!というのもどうかとは思いますが、例の騒動の例の会見で、質問者として向き合った身としては、まさか、およそ一年半後、めざクラで御一緒することになるとは当時は想像していませんでした。時は流れ、今やバラエティー番組、CM、イベントと大忙しの新垣さんと蘭ちゃんの共演、こちらもぜひ御期待下さい。
さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。いよいよ、めざクラにおける松本蘭ワールドが開花すると言ってもいい今日の公演、音楽の裏側にある真実にも触れながら、お楽しみ頂ければと思います。