2011
ギンザ めざましクラシックス Vol.58
先駆けニューイヤーコンサート〜華麗なる3拍子の世界
日程 | 12月26日(月) 19:00開演 |
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会場 | 王子ホール |
プログラム
第1部
春の声(ヨハン・シュトラウスII世)
弦楽五重奏曲ホ長調よりメヌエット(ボッケリーニ)
感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
愛の挨拶(エルガー)
皇帝円舞曲(ヨハン・シュトラウスII世)
レハール・ワルツメドレー
第2部
ワルツ・フォーデビー(ビル・エヴァンス)
三拍子映画音楽メドレー
ファシネーション~ムーン・リバー~太陽がいっぱい~ララのテーマ~エーデルワイス~マイ・フェイバリット・シングス
~スペシャルゲスト 植村花菜~
トイレの神様
メッセージ
美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウスII世)
キャスト
高嶋ちさ子(Vl.)軽部真一(フジテレビアナウンサー)
スペシャルゲスト
植村花菜
出演
今野 均(Vl.)
榎戸崇浩(Vla.)
古川展生(Vc.)
安宅 薫(Pf.)
Message (軽部真一)
謹賀新年、明けましておめでとうございます…という挨拶を交わすまで、1週間を切りました。激動の2011 年も幕を閉じようとしています。今年最後のギンザめざましクラシックス、例年、12 月のめざクラはクリスマス特集を組むことが多いんですが、今年は26日の開催、そういうわけにもいきません。
そこで考えたのが、この‘先駆けニューイヤーコンサート’です。これまでも、25日より後に12 月のめざクラを行うことは何度かありましたが、こういうテーマでお送りするのは今回が初めてです。
ニューイヤーライブと言えば、ウィンナワルツ。子供の頃からクラシックが大好きだった僕が最初にはまったのが何を隠そうワルツでした。‘花のワルツ’と題された懐かしいスケルトン仕様のLPレコードをいったい、どれくらい聴いたことか、それこそ盤面が擦り切れるまで、という喩えがぴったり当てはまる位、夢中になったものでした。演奏は、フレンチポップスの巨匠、フランク・プゥルセル率いる彼のグランドオーケストラで、アレンジは親しみやすく、どの曲も4、5 分にまとめられていて、子供にはちょうど良かったんでしょう。Jシュトラウス、チャイコフスキー、シベリウス、レハールなどの魅惑のワルツの数々に、文字通り、酔い痴れた、思えば、随分ユニークな小学生だったと思います。特に、シュトラウスの皇帝円舞曲がお気に入りだったんですが、第2ワルツのリフレインをオクターブ上で奏でるプゥルセル流のアレンジが、まさに魅惑のストリングスと言った艶やかさで、今でもこの部分は、プゥルセル盤が最高だと思っています。
故に、今宵のめざクラでも、この第2ワルツの繰り返しは、プゥルセルパターンでお届けするという、これ、ほとんど自分だけのこだわりと言っていいですよね。そう、ワルツからクラシックの扉を開けた僕は、現在も、3拍子の音楽が大好き。そこで、今日のめざクラは、ワルツのみならず、ジャズも映画音楽もJ ポップも、基本、3拍子のナンバーに限定してプログラムを組んでみました。
で、スペシャルゲストは植村花菜さんです。あの‘トイレの神様’こそ、近年の代表的な3拍子のヒット曲であることに、皆さんお気付きでしたでしょうか。多くの人を感動させた、泣ける名曲が年末の王子ホールに響き渡る…僕も今から楽しみです。
さあ、そろそろ開幕のベルの時間です。クリスマス気分を抜いて、一足早いニューイヤーの味わいをぜひ。華麗なる3拍子の世界、最後までごゆっくりお楽しみ下さい。